不妊治療

不妊症について

不妊症とは、1年間妊娠できない場合をいいます。妊娠に関しては卵子の状態が良ければ良いほど妊娠しやすくなるのは当然です。ですから若い内に結婚して妊娠する努力をすれば妊娠率も高くなり、妊娠経過も順調で出産も楽になることが多くなります。不妊の原因には男性因子、女性因子(特に性行為感染症の増加、子宮内膜症の増加)や環境(周囲から早く子供を作れ作れとうるさく言われる)、心理的要因(性行為がうまくいかない)、精神的要因(子供を作ろうとする余りパニックになり、基礎体温を測り排卵日のあたりに毎日のように性行為をする、これではかえって妊娠しずらくなります)等多くの原因があります。また、最近は結婚の高齢化や、結婚しても何年かは新婚生活を楽しみたい、趣味を楽しみたい等でさて子供作ろうとしたら更に高齢になり妊娠できなくなり、あせってどうしたら良いのか分からなく方が多くおられます。昔から結婚は子孫を残すことが大きな目的と言われております。なるべく早く結婚して妊娠して頂きたいのですが、2年間の不妊の定義にとらわれずに不安な方は早めに検査を受けて下さい。そして適切な治療を必要なら行ってください。ただし、不妊の検査、治療には限界もあります。けっしてパニック状態にはならずに、できるときには、できるくらいの気持ちで臨んでください。また、不妊の検査、治療には永い期間、高額な医療費がかかることもあります。ですから、自分たちの夫婦生活を犠牲にせず、楽しむ為にもいつ治療をやめるのかも医師ともよく相談しましょう。

当院では、タイミング指導、人工授精は行っておりますが体外受精は行っておりません。検査のスケジュールをお示しします。